【ネタバレ】映画247°Fの残念(つまらない)ポイントまとめ

あらすじ

監督:レヴァン・バキア、ベカ・ジュブリア
脚本:ロイド・S・ヴァグネル
製作国:グルジア
公開: 2011年9月1日
上映時間:90分

マイケル(マイケル・コポン)、イアン(トラビス・バン・ウィンクル)、ジェナ(スカウト・テイラー=コンプト)、レネ(クリスティーナ・ウロア)の4人はイアンの叔父(タイラー・メイン)が所有するロッジで気ままな休暇を過ごすことになるが、そこには手作りのサウナが・・・

興味本位からサウナに入る4人だったが、マイケルがレネと喧嘩してサウナから出た時に、位置しない形で扉の表側につっかえ棒がかかってしまいイアン、ジェナ、レネの3人がサウナに閉じ込められてしまいます。

マイケルはつっかえ棒がかかっている事に気が付かずマリファナで気絶し、サウナに閉じ込められた3人がどうにかサウナから脱出できないか試行錯誤していくサスペンススリラー系の映画です。

ただただ残念(つまらない)の一言だった

ただただ残念(つまらない)の一言だった
最初に結論から言ってしまえば、残念(つまらない)な映画でした。

密室系大好きな私はこれまでに数々の密室系映画を見てきましたが、やはり密室系に求めるのって密室の謎とか密室からの脱出方法に期待しているわけです。

ただ、247°Fはただただサウナに閉じ込められた3人があたふたするだけで、密室内での見ごたえがありませんでした。

終盤で『なぜサウナにつっかえ棒がかっていたのか?』の謎が解け、マイケルの故意でないことが判明する構成となっている点は良かったんですが、そこからの脱出方法や結末があまりにあっけないというか、イメージ通りでガッカリです。

サウナのつっかえ棒は誰の仕業なのか?というこの映画唯一の謎もあっさりと判明してしまい、伏線を回収する気満々の私の気持ちは、この瞬間かなり萎えました。

247°Fは実話に基づいた作品ということで忠実に再現したのかもしれませんが、、、

⇓私がこれまでに見た密室(ワンシチュエーション)系映画も紹介しておきますね。
おすすめは『キューブ・ゼロ』『エグザム』です。

残念ポイント

247°Fの残念だったポイントをザっと紹介しますね。

まず、サウナに閉じ込められているのに熱さが伝わってこなかった。

これ結構致命傷でした!

サウナに閉じ込められているというひっ迫感がウリのはずなのに熱さが伝わってこないんです。

湯気とかキャストの肌の色とか汗の出具合とか、リアルな感じがしませんでした。

あと、サウナ内でのあれこれが少なかったのも残念でした。

ワンシチュエーションなんだから、ここはアイディア出して作ってもらわないと評価できません!

最後に、レネがイチかバチかサウナ内の設定器を壊してサウナの温度が上昇してしまうことで、それまで冷静だったイアンがいきなり気がおかしくなりますが、ここの所についていけなかった。

気がおかしくなってサウナ内のヒーターを素手で壊して結果爆死するわけですが、脱水症状でそんだけ体力よくあるねって、鬼気迫るシーンにもかかわらず冷静に突っ込んでる自分がいましたw

サウナってどれくらいいられるんだろ?(専門家の見解アリ)

この映画ではイアン、ジェナ、レネの3人がサウナに閉じ込められてしまいますが、単純にサウナによって死ぬ人はいませんでした。

イアン=サウナのガス管破裂により死亡
レネ・ジェナ=ガス漏れによる中毒で死にそうになるが、瀕死の状況でイアンの叔父がサウナにて助ける

映画だとどのくらいの時間サウナにいたのか分かりませんでしたが、見ている側としては2~3時間はサウナに閉じ込められているような感覚に陥りました。

タイトルにもなっている『247°F』は華氏247度ですなわち摂氏120度のことですが、映画のサウナの設定温度は85°でした。

銭湯なんかのサウナの設定温度と同じくらいだと思いますが、私はせいぜい10分~15分が限界です。

医学博士の一石英一郎先生によると、サウナ5分、水浴1分でこれを3セット以内にすることが推奨されています。

ようするに2~3時間とか考えられないってことですね。

まとめ

最初、247°を見て疑問と言うか不思議に感じたのが男女でサウナに入る所でしたが、調べてみると公衆サウナの国フィンランドでは結構当たり前なんですね。

国民性の違いなのか、最初の男女のサウナに『?』っと感じる方は私だけではないでしょう。

総合するとあまりおすすめしませんが、ワンシチュエーション好きなら恐いもの見たさで見てもいいかもしれません。

ただ、一言だけ言っておくと

サウナで3人の男女があたふたするだけ

あまり期待しないでご鑑賞ください(苦笑)