二日連続密室系モノのご紹介です。
いや、一度密室系にハマると出られなくなる傾向があるようです、、、
今回は、究極の密室『リミット』です。
見てるこっちがエコノミー症候群にかかりそうな極小スペースでの展開に、具合悪くなりました(苦笑)
リミット予告
評価
5点(10点満点中)
あらすじ
イラクでトラックドライバーをしているアメリカ人のポール(ライアン・レイノルズ)はいきなり何者かの襲撃を受け、気が付いたら棺の中に入れられ、砂漠の下に埋められてしまいます。
棺の中にあるのはペン、ジッポライター、懐中電灯、メモ、携帯電話、ナイフ。
限られたモノを駆使してなんとか地上への脱出を試みるポールの棺の中でのワンシチュエーションスリラーです。
とりあえず最初から最後まで棺の中(笑)
米兵と間違えられて襲撃される世界一不運な男
もうツイてない人の極みとしか言いようがありません。
普通にトラックを乗って仕事をしている所をいきなりイラクのテロ集団に襲撃されて埋められちゃうんだから。
そして、生き埋めってのが惨い!
途中、棺の中に蛇が入ってきちゃったり、テロの連中に指を切り落とせだの要求もあって、もうホント可愛そうになるよ。
しかも、イラクの砂漠の下に埋められてるってことで熱棺の中の熱気で蒸されるっていう地獄。
子供にはあんまり見せたくない作品かも。
あってよかった携帯電話
棺の中での唯一の外部との連絡手段が携帯電話ね。
テロ連中からの要求で夜9時までに500万ドル用意しろとの電話ある。
電話を受けた時間が7時頃だったから、この作品は2時間弱の世界一不運な男の棺の中でのやりとりってことね。
だからこのお金を用意するために電話で金策するわけだけど、知り合いに掛けても留守番電話、FBIに掛けてもたらい回し、勤務先にかけたら不当な理由をつけられ解雇にされるっていう、マジ涙でるよコレ。
そうこうしてるうちに携帯の充電がコクコクと少なってくる、精神的ジリジリ痛めつけモード。
自分がこの状況だったらどうしただろ?って映画観ながら考えちゃってたけど、途中考えるの疲れてやめた(笑)
だって、イラク絶対に行かないもん(笑笑笑)
リミットのオチ
で、この作品のオチなんだけど、棺の上で爆弾が爆発して棺の中に砂が入ってきて窒息死寸前のポールの元に国防省から電話があって、テロ集団の一味から埋まっている棺の場所を突き止めたのこと。
電話で『もう少しだ頑張れ!』『あと三分だ』『棺を見つけたぞ!』となんとも未来が明るい言葉を掛けられるけど、国防省が見つけた棺はポールの埋まっている棺じゃなくて別の人(ポールと同じように拉致された人)が埋まっていた棺だった。
これにはやられた。
観てるこっちは、ちょっと期待したよね。
その時に国防省がポールに向かって
すまない、ポール
すまないじゃねーよ!!!!
オチ前の奥さんとの会話が一泣ける
国防省からテロ集団の一味から埋まっている棺の場所を突き止めたと電話があった直後に奥さんから電話がありますが、ここでのシーンは泣ける。
良かった助かるのね、愛してる
たぶん奥さんとの会話は1分くらいだったと思うけど、今までの悲惨な状況から一気に希望的シーンになります。
からの、『すまないポール』のオチに入るわけですね。
もうやめてあげてーーーーー
リミット感想
たぶんこの作品は好き嫌いがかなり分かれる作品だと思います。
言ったら、最初から最後まで棺の中で男があわてふためく映画なわけで途中飽きるかもしれません。
作品自体は80分程度だし、ワンシチュエーションでもワンシチュエーションじゃない錯覚に陥ります。
携帯電話のおかげで外部をこっちが想像するようにできてるから。
ただ、やっぱりこちらが思っていたイメージのはるか上を越すような、そんなスケールってかアイディアがある作品じゃなかったのが正直な感想です。
ワンシチュエーションにしてはよくやったって作品だけど、それでも他のサスペンスモノのイメージの広がりとか、ワクワクするような感覚を覚えませんでした。
あまり期待せずに、興味本位で観るならおすすめします。
密室系が好きな方は別ページでもレビュー記事を書いていますので、興味があればそちらのページも見ていってください。
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