以前、ツイッターのフォロワー様Mamekoさん(mametom1269)さんに紹介していただいてずっと観たいと思っていた映画『かもめ食堂』やっと観られました。
結論から言うと、めちゃくちゃ良かったです!
小林聡美さんが出す雰囲気、料理、お店、キャスト、どれも最高でした!
興奮冷めやらぬうちに『かもめ食堂』の感想を交えつつ、美味しそうだった料理たちや素敵だった店内をご紹介します。
ページ内目次
まずは『かもめ食堂』のあらすじをどうぞ
夏のある日、ヘルシンキの街角に『かもめ食堂』という小さな食堂がオープンしました。その店の主は日本人の女性サチエ(小林聡美さん)でした。
道行く人がふらりと入ってきて、思い思いに自由な楽しい時間を過ごしてくれる、そんな風になればいい、そう思ったサチエは献立もシンプルで美味しいものをと考え、メインメニューはおにぎりになしました。
しかし、興味本位に除く人はいましたが、来る日も来る日も誰も来ない日が続きます。それでもサチエは毎日、食器をピカピカに磨いき、夕方になるとプールで泳ぎ、家に帰って食事を作る。
そして、翌朝になると市場に寄って買い物をし、そんな時間を暮らしていました。
サチエは、毎日真面目にやっていれば、いつかお客さんはやってくる、とそう思っていたのです。
かもめ食堂に出てきた美味しそうな料理たち
おにぎり
サチエがかもめ食堂をオープンした頃から日本を感じてもらうメニューとして感がていたのがおにぎりでした。
おにぎりの具は『梅』『鮭』『おかか』のスタンダードなもの。
私はおにぎりにはのりは不要だと思っている派ですが、この映画を観て改心いたしました。
のり最高ですw
途中、現地の方向けにザリガニ・にしん・トナカイをミドリ(片桐はいりさん)がサチエに提案していましたが、試食して不採用となったようです。
シナモンロール
部屋で合気道のシコを踏んでいる時に思いついたのがシナモンロールでした。
(サチエは小さい頃から合気道を嗜んでいて、夜寝る前のシコを習慣としていました)
それまで閑古鳥状態だったかもめ食堂でしたが、シナモンロールのいい匂いに誘われて、現地の派手目のおばちゃま達の来店をきっかけに次第に繁盛していくことになった、かもめ食堂のヒット作!
現地の派手目のおばちゃま達、ちゃっかりおかわりしていました。
生姜焼き、焼き鮭、とんかつ、からあげ
生姜焼き、焼き鮭、とんかつ、からあげは調理の様子と最後にお客さんが食べている様子がありました。
これは映像の妙なのかもしれませんがサチエが作る料理、なぜこうも美味しそうに見えるのでしょうか?
使ってる食器や器具による見え方かな?
特にとんかつが美味しそうでした。
ちなみにサチエが使っていたポット(ケトル)が可愛くて調べたらOPA社のマリシリーズのケトルでした。
素敵だったかもめ食堂の店内
映画の雰囲気を作っていたのは小林聡美さんとおしゃれな店内でした。
席数は20程度で細長く割と狭い店内でしたが、窓が大きくて光が入ってくる感じとかすごく良かった。
フロアは割と狭い造りなのにキッチンは割と広く造られているのも、サチエっぽくて良かった。
ちなみにかもめ食堂の第一号客トンミーヒルトネン青年はいつも窓際に座っていました。
このお店実際ににフィンランドのヘルシンキにあるようで、行かれた方がユーチューブに店内の様子を撮影してくれていたので、併せて添付しておきますね。
意味深なプールのシーンの意味
最後に、かもめ食堂の印象的だったシーンのご紹介。
サチエがプールで泳いでいるシーンがありますが、何も起きません。ただ、ゆっくりとサチエが平泳ぎをしているシーンです。
最初、何か意味があるのかと思っていましたが何もなくエンディングを迎えました。
このプールのシーンについてYahoo知恵袋に腑に落ちた回答がありましたので、そちらを抜粋しておきます。
荻上直子監督の作品には、そういう思わせぶりなカットが多いです。
解釈は観客に任せる、という手法だと思います。プールのシーンは3回あります。
最初は記念すべき第1号の客が来たとき。
2度目は3人の太った主婦がシナモンロールの匂いにつられて入ってきたとき。
3度目はかもめ食堂が満員になったとき。おそらくかもめ食堂の転機を表してるんじゃないでしょうか。
Yahoo!知恵袋
やっぱり小林聡美映画好きだわ
「かもめ食堂」見てから一週間くらいは、おにぎり食べたい衝動が止まらないんだよなー。日曜に観るに最適な映画。
— あるふ (@arufurufu) 2019年8月25日
なんだから素敵な作品でした。
ハラハラドキドキさせられる作品も好きだけど、かもめ食堂のように『心が落ち着く』作品も大好きです。
Mamekoさん(mametom1269)さん、素敵な作品をご紹介いただきましてありがとうございました。
ちなみに、以前観た小林聡美さんの『プール』や『パンとスープとネコ日和』も最高だったので、おすすめです。