
やっと観れました!!!
名作映画の一つと言われている『ショーシャンクの空に』を観ました!
そして、一言!
ショーシャンクの空に素晴らしい!
アンディ最高!
皆さん、素晴らしいと言葉を揃える意味が分かりました。
実際にショーシャンクの空にを鑑賞してこの映画の何が素晴らしかったのかまとめてみました。
多少ネタバレを含みますので、悪しからず。
ページ内目次
まずはあらすじ
妻殺しの容疑で終身刑となった銀行副頭取のアンドリュー・"アンディ"・デュフレーン(ティム・ロビンス)が最後まで冤罪を主張し自分の力で自由を得るヒューマンドラマ映画。
刑務所の中で自分の居場所を確保していく様子や、悪質な刑務官や所長に立ち向かっていく様子に勇気をもらえる。
刑務所内では様々な道具を仕入れて囚人に売っている調達屋のエリス・ボイド・"レッド"・レディング(モーガン・フリーマン)と馬が合い、意気投合していく。
入所から17年後にアンディの冤罪を証明できる囚人(トミー)がショーシャンク刑務所に入所してきたが、裏金の処理をアンディに行わせていた所長はアンディに出所されてしまうと困る為、トミーを呼び出し脱獄未遂として射殺する。
このことを契機にアンディは長年準備していた脱獄を実行する。
終身刑でも生きる希望を捨てなかった
アンディは終身刑として服役しながらも自由への切符を求めて何十年も希望を捨てずに、ただひたすらに入所直後にレッドから仕入れた小さなロックハンマー(岩壁にハーケンなどを打ち込むのに用いる金槌)で独房に穴を少しづつ開け続けています。
何十年と言いましたが、正確にはアンディが入所した1947年から脱獄決行の1965年までの18年間になります。
この間、アンディは『自由』という希望を捨てずに行動しています。
また、脱獄後のお金の工面も所長が囚人達の社会更生を図るという名目で野外作業をさせ、そのピンハネや土建業者達からの賄賂を巧みに操って脱獄後の資金とする為に用意周到に準備を進めます。
光(アンディにとっては脱獄)があると人は、その光に向かって進めるので安定します。
アンディは刑務所という劣悪な環境、冤罪という不服な刑を着せられても腐らずに、自分で生きる光を見つけたことが素晴らしかった。
アンディの芯の通った勇気ある行動の数々
- 屋根修理で刑務官に税金のアドバイスをする代わりに囚人にビールを配る要求を通した
- 囚人に高校卒業の単位を取らせるために個人的な先生になった
- 刑務所の中に図書館を作った
- 刑務所内にレコードをかけて囚人たちに『一時の安らぎ』を与えた
自分の脱獄の希望と共に、アンディが刑務所でとった行動が素晴らしかった。
アンディは若くして銀行の副頭取になる頭のいい人間で、自分の行動がどのような結果をもたらすのか判断できる人間です。
それにも関わらず時には刑務所内の規律を破り、刑務所内にスピーカーを通してオペラ『フィガロの結婚』を流して他の囚人に一時の安らぎを与えています。
もちろん規律違反のアンディはその後2週間の懲罰房に入ることになりました。
アンディの人間性が素晴らしいことが、この映画が『素晴らしい』と称される要因になっていることは言うまでもありませんね。
奴隷(囚人)から一気に解放されるスカッと感
なんと言ってもショーシャンクの空にと言ったらコレでしょう!
脱獄では、約500メートルの下水管を糞尿にまみれながら這いつくばって、外に脱出します。
何十年も計画していた脱獄が成功した瞬間の、スカッと感はたまりません!
また、それまでの所長の裏金を利用していく様子など、一気にアンディの計画が露(あらわ)になるラストも、それまでの伏線を回収するストーリーになっています。
ヒューマンドラマでありながら、サスペンス系のような伏線回収もあるストーリーが素晴らしかった!
後世に語り続けられるであろう美しいシーン
ショーシャンクの空には1994年にアメリカで公開(日本公開は1995年)された映画で、既に20年以上経過していますが、未だに不朽の名作として語り継がれています。
その要因の一つに素晴らしいシーンがあります。
ここでが厳選して3つの素晴らしいシーンを画像と一緒にご紹介します。
ビールを飲む囚人を遠くから黄昏ながら見るアンディのシーン
刑務所の屋根を直している最中に、ハドリー主任刑務官の兄が亡くなったことを受け、遺産として3万5千ドル受け取る事を耳にしたアンディ。
しかし、遺産は税金でほとんどもっていかれてしまうと嘆いていたハドリー主任刑務官に無税で遺産が受け取れることをアドバイスすることを代わりに、屋根修理に携わっている囚人に冷えたビールを振舞うことを約束させた際のシーンです。
囚人たちがビールで楽しくやっている様子を遠くからアンディが満足そうに眺めています。
不思議なシーンではありますが、囚人たちの心が一気に溶けてアンディが刑務所の中で居場所を確保した出来事になります。
脱獄した直後の大雨に打たれるシーン
ショーシャンクの空にで最も有名で最も心を打たれたシーンです。
映画のパッケージにもなっているショーシャンクの空にを象徴するシーンですね。
仮出所したレッドが海で久しぶりにアンディと再会するシーン
服役40年目にしてようやく仮釈放になったレッドでしたが、シャバの生活に馴染むことが出来ずに自らの命を絶とうとしていました。
そんな最中、アンディが脱獄前に残した『メキシコのジワタネホ』というワードを元にアンディと青い海を前に再会したときのレッドの嬉しそうな笑顔のシーンです。
言葉にならない感情がレッドの顔からあふれ出し、ショーシャンクの空にはエンディングを迎えます。
しのごの言わずにショーシャンクの空にだけは観ろ!
『素晴らしい』と言われてはばからないショーシャンクの空にの素晴らしさをまとめてみました。
一言で言えば、ストーリー性、映像美、冤罪の若者が脱獄する設定、全てが素晴らしい作品でした。
また回想ナレーションがモーガン・フリーマンという点も見逃せない点ですね。
あの落ち着いたナレーションは、観ている人を納得させてしまうから不思議です。
こぞってショーシャンクの空にを素晴らしいという意味が分かったような気がします。
まだ見ていない人は、しのごの言わずにショーシャンクの空にだけは観ることをおすすめします。