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というわけで、色々と作品を観ていますがパッケージで目を引いたので今回は『名もなき塀の中の王』という刑務所の中での作品を観ることにしました。
イギリス作品です(R15作品です)。
やっぱ刑務所の中シリーズってワクワクする作品が多いってのが私の持論です!
名もなき塀の中の王予告
評価
3点(10点満点中)
あらすじ
エリック・ラブ(ジャック・オコンネル)は19歳で少年院から成人刑務所に移送されてきました。
エリックはとにかく気性が荒くて、看守でも手に負えないほどの凶暴さ。
しかし、同じ刑務所の中に父親もいて、父親はエリックに更生してほしい一心で刑務所内でのグループ治療を受けさせます。
最初はグループ治療にも加わらずふざけていたエリックですが、徐々に仲間ができ心境に変化がでてきます。
そして、刑務所の中での父親との関わり。
見所はエリックと父親の距離が徐々に縮んでいく描写ですね。
あと世界観が独特です!
イギリス映画っぽいっちゃあイギリス映画っぽいですね。
刑務所中自由すぎ!
実際の刑務所って入ったことないから分かりませんが、名もなき塀の中の王(以下『名もなき』で省略させてください)での刑務所は、一人部屋だし、囚人がお菓子とか普通に食べてるし、タバコだって普通に吸ってます。
卓球とかビリヤードもあるし。
刑務所っていうより、若い人向けの老人ホームみたいな感じ!?
だから看守とかも平気で脅すし、時には殴っちゃいます。
監視の目が緩いから、自由時間でもエリックは何度も囚人に殺されそうになります。
おかげで刑務所の概念吹っ飛んだわ!
世界観めちゃくちゃでついていけない
イギリス映画ってこんな感じなのか?
世界観がもうめちゃくちゃってか、日本人の感覚じゃないぞ!
よく分かんないけど、男同士でいちゃつくしね。
刑務所中が緩いってのに繋がるけど、囚人が平気で看守を殴って懲罰房から抜け出して普通に見つからないとか
おまけに看守がエリックが手におえないと分かると、自殺に見せかけて殺そうとするし(父親が助けにきてエリックは九死に一生を得る)。
ちょっと世界観に付いて行けなかった。
イギリス映画では当たり前なのかな?
名もなき塀の中の王感動の名言
お前の父親でよかった
名もなき最後の名シーンです!
問題を起こした父親が移送されることになり、エリックとの最後の別れで父親がエリックに言った言葉です。
それまでいがみ合って、力で言う事をきかせてきた父親でしたが、最後にエリックへの愛が見られます。
最後の最後でこの作品のモヤモヤが吹っ飛んじゃうくらいの名シーンです!
名もなき塀の中の王感想
初めてかも、刑務所シリーズで外したの。
まぁ、面白くなかったわけじゃないんだけど、面白くもなかったってのが感想かな。
これレンタルとかで借りてたらヘコムやつです。
なんだろ、やっぱりプリズンブレイク(海外の脱獄ドラマ)のようなドキドキワクワク作品を刑務所作品では観たいんですよ。
それでいて山田孝之さん主演の『破獄』のような奥深さもありませんでした。
名もなきは子供と父親の絆を確認する場所が刑務所って感じで、刑務所という特殊な場所が生きてない。
刑務所の中が緩いのも特別感がない要因の一つですね。
それでいて上映時間は2時間弱ありますので気を付けてください。