いやぁ〜、観る気なかったんだけど、観ちゃったなぁ〜。クローズZERO
クローズは私たち世代(30代中盤)にとっては神的漫画なわけで、やっぱり漫画が好きな人って実写で怖いんですよ、原作のイメージが崩れちゃうのが。
だから、観る気なかったんだけど、ユーチューブの関連動画にクローズzeroが出てきて(2分くらいのやつ)再生しちゃったら、おもしれーじゃん!!!
というわけで、今回はクローズzeroの感想ですよ。
クローズZERO予告
主題歌はTHE STREET BEATSの『I WANNA CHANGE』です。
あらすじ
滝谷源治(小栗旬)は父親を超えるべく(元鈴蘭OB、現在ヤクザ)最強最悪の不良高校、鈴蘭男子高校に転入してきました。
鈴蘭の頭になれたら組をもらうと父親と約束をして。
しかし、鈴蘭はかつて誰も一つにまとめたことがない不良軍団、その中でも3年の芹沢多摩雄(山田孝之)の強さは秀でていて、現在最も鈴蘭制覇に近い存在だと言われていた。
鈴蘭のテッペンを穫る為に、源治は仲間を集め芹沢に向かって行く。
最終的には70人(源治軍団)対100人(芹沢軍団)で最終構想が勃発する。
数で劣る源治軍団が芹沢軍団にどう立ち向かって行くかが見所です。
やっぱり見所は喧嘩
何気に不良映画って喧嘩シーンがしょぼかったりして残念なケースが多いんですが、クローズZEROの喧嘩シーンは結構見応えありますよ。
漫画のクローズ見たことある人なら分かると思いますが、喧嘩が強い奴の一発って重いんですよ!
特に春道とかリンダマンとか(原作読んでいない方はすみません)の一発は凄いんです。
一発でバカァーンって5メートルくらい吹っ飛んで失神するみたいなやつ。
現実にはそんなパンチってないですが、クローズZEROではオーバーに見せない程度に編集して強烈なパンチとかがあります。
なんか文字にするとチャッチー感じになっちゃいますけど、私も色々と不良映画観てきましたけどクローズZEROが一番喧嘩シーン熱くなりましたよ。
最近、子供の育成上の問題なのか分かりませんが、不良漫画が原作となっている実写映画やドラマがありますが、漫画の時の法律に触れるようなグレーな感じがなくて、原作を知っている人からすると残念なんですよね。
でも、クローズZEROにはきちんと原作でのそんなグレーな感じも表現されていましたので、原作を知っている人も満足感を得られますよ。
武装戦線の無理矢理出演感が残念
中盤、芹沢軍団の頭脳といわれるほどの策士と言われる戸梶勇次(遠藤要)が悪巧みして、源治軍団の勢力を弱めようと阪東(渡辺大)に入れ知恵をして武装戦線と源治軍団をやり合わせようとします。
だけど、阪東が源治の根性にひるがえって戸梶の入れ知恵だとバラします。
そして最後、なんだかよく分かりませんが、源治軍団と芹沢軍団が戦ってるところに源治軍団に加勢する強引感。
ZEROではまだ龍信が武装入りしてないから魅力も薄くなってますよね。
演出はすごくカッコいいのに、ストーリーには残念な感じを受けました。
阪東役の渡辺大さんの演技に関しても正直、迫力がなくて残念でした。
阪東はもっと狂ってなきゃダメです。
クローズZEROのカッコいい名言
名前読んだら俺たちがグルだってことがばれちゃう。
C組はお前に預ける!
一緒にテッペン穫ろうじゃねーか。
女に手出すやつと刃物振り回すやつが一番嫌いなんだよ
医者が手術して30%って言うなら、俺は何にもしねーで100%生きてやる!
あいつが右向きゃー、俺たちも右向くしかねーだろ。
高橋ヒロシも出演してるよ
終盤、芹沢軍団といよいよ喧嘩って時に牧瀬に鉄バットを渡す人がいますが、この強面のおっさんがクローズの作者高橋ヒロシ先生です。
一瞬、見逃す所だったけど、よく月間チャンピオンとかで高橋先生の特集とかあって読んでたから分かりました^^
だけど、声は初めて聞きましたが、結構ドスの効いた渋い声なんですね^^;
クローズZERO感想
実はクローズは全巻読破な私ですが、クローズZEROは漫画も見た事がありませんでした。。
ZEROではクローズの前、春道(原作クローズの主人公)が転入してくる前の話しだから、登場人物の先入観もそんなになくまっさらな感じで観る事ができたのがよかったのかもしれません。
以前に、軍鶏の実写映画を観て残念だったんですが、クローズZEROは当たりでした。
不良映画特有のギャグのシーンも適度にあってそこはイイ感じでした。
挿入歌にもうちょっとテンションが上がる歌を使ってくれると喧嘩が引き立つ感じだったけどね。
全体的には面白い作品でしたよ。
ちなみに私はクローズでは九頭神竜男(くずがみたつお)の大ファンで、卍帝国のジャージも持っています。
日本不良界最強の男で、たたずまいとかチョーカッコいい!
さすがに九頭神竜男の感じは実写では表現できないかと思いますがね(苦笑)
最後に話が脱線してしまいましたが、クローズZEROは不良映画(漫画)好きな人にはおすすめできると思います。
主人公が小栗旬なのが、喧嘩とかストーリーとかを飲み込んじゃうカッコ良さが反則でした!