【ネタバレ】映画ヘイトフル・エイト感想(つまらないにも程がある)

キルビルの監督して有名なタランティーノ監督が手がけた作品ということで、ずーーーーーーーっと注目していた作品が今回ご紹介する『ヘイトフル・エイト』です。

舞台は雪山にポツンとある小屋。いわゆる密室で8人の男女のやり取りが繰り広げられる作品ということで、ワクワクしていました。

なんかCUBEとかSAWとは、空間が限られていてい、その場所のサスペンスの展開という作品が大好きなんですよね。

というわけで、ずっと観たかったヘイトフル・エイトを今回観たわけですが、正直期待はずれでした。。。

ヘイトフル・エイト予告

評価

2点(10点満点中)

あらすじ

ヘイトフルエイトストーリー
作品が6つに区切られている点はタランティーノらしかった!

【chapter One】 Last Stage to Red Rock(レッドロックへの最後の馬車)
【chapter Two】 Son of a Gun(ろくでなし野郎)
【chapter Three】Minnie's Haberdashery(ミニーの紳士服店)
【chapter Four】Domerug's Got a Secret(ドメルグには秘密がある)
【chapter Five】The Four Passengers(4人の乗客)
【Last chapter】Black Man,White Hell(黒い男、白い地獄)

レッドロックという街に賞金首を連れて行く為に向かう者、
その賞金首を助けようと小屋で待機する者、
その小屋で脅されずっと芝居を続ける者、
運悪く小屋に来てしまった者、

の8人が猛吹雪を避けようと小屋で待機する所から始まります。

そして、ストーリーは毒入りのコーヒーを飲まされて人が死ぬ所から大きく動き、最後殺戮の場へと変わります。

誰が毒を盛ったのか?
目的はなに?
犯人は一人か?

この探り合いがヘイトフル・エイト一番の見所でしょう!

ちなみにタイトルの『THE HATEFUL EIGHT』は8人の悪党と言った意味になります。

キャスト

ジョンルース
(カート・ラッセル)
ヘイトフルエイト登場人物1
生け捕りで賞金首を捕まえて絞首刑によって仕留める悪趣味なおっさん。

現代にいたら間違いなく嫌われるであろう、悪人。

マーキス少佐とは賞金首ということで顔見知り。

マーキス少佐
(サミュエル・L・ジャクソン)
ヘイトフルエイト登場人物2
元軍隊の役人で少佐。

しかし、今では賞金稼ぎとして賞金首から恐れられる存在。

人をためらなく殺す。

リンカーン元大統領の手紙を白人をだます為にいつも携帯している。

デイジードメルグ
(ジェニファー・ジェイソン・リー)
ヘイトフルエイト登場人物3
1万ドルの賞金首。

ジョンルースに捕まり生け捕りでレッドロックへ連行される。

ジョーゲージ
(マイケル・マドセン)
ヘイトフルエイト登場人物4
自称カウボーイ。

しかし、本当はドメルグを助ける為に小屋で待機する盗賊。

ボブ
(デミアン・ビチル)
ヘイトフルエイト登場人物5
 小屋で留守番を頼まれたといたメキシコ人。

しかし、本当はドメルグを助けにきた盗賊。

サンディースミザーズ
(ブルース・ダーン)
ヘイトフルエイト登場人物6
 元・南軍将軍。

小屋に偶然いて、盗賊達に芝居をするように命令されている。

息子のことで我を忘れた行動をしてマーキス少佐に殺される。

クリスマニックス
(ウォルトン・ゴギンズ)
ヘイトフルエイト登場人物7
レッドロックの新しい保安官。

レッドロックに向かう途中に馬が足を折ってしまい、偶然遭遇した ジョンルースの馬車に乗ってしまう。

オズワルドモブレイ
(ティム・ロス)
ヘイトフルエイト登場人物8
レッドロックの絞首刑執行人。

しかし、本当はドメルグを助けにきた盗賊。

1時間37分から急展開

1時間37分から急に面白くなる
なんかこの作品、タラタラとしたやり取りが長いです!

ホント途中何度消してしまおうかと思ったことか。

こっちは雪小屋での心理戦を期待してスタンバッテルのに、全然雪小山に行きません。

雪小屋に集まるまでのストーリーを見せられることになるわけですが、ここの部分には特に意味もなく、サスペンス特有の伏線の回収でもありません。

そして、雪小屋でもタラタラとしたやり取りがあって、急に1時間37分から事態が急変します!

誰かがジョンルースのコーヒーに毒を入れます。

【chapter Four】Domerug's Got a Secret(ドメルグには秘密がある)からです。

ドメルグには秘密があるというのは、ドメルグだけがだれがコーヒーに毒を入れたか知っているからという意味です。

作品自体3時間を超える作品ですので、1時間37分というのはヘイトフル・エイトでいう中盤ですね。

一応18禁映画

一応18禁映画
ヘイトフル・エイトは一応18禁の映画です。

ここら辺もどうゆうものがあるのか期待してしまう要素でしたが、結果ただグロイだけでした。

殺し方が銃で頭とか打つから死に方がグロイ!ただそれだけ。

女性がいるからちょっとセクシーなシーンとか想像しちゃいましたが、もう全然ない!!!

ちょっとはあれよ、逆に。

リンカーンからの手紙もウソ!?

親愛なるマーキス。
変わりなく元気でいてほしい。もう1日時間があればいいのだが、早く時は過ぎる。
君のような人間が、黒人たちが誇らしくなる歴史を作ってくれると信じている。
遠い未来、ともに手をつなごう。
君に会いたい。
メアリー・トッドが呼んでいる。床に着く時間だ。

序盤マーキス少佐が南北戦争中にリンカーン大統領と文通していた、リンカーンからもらった手紙を大切にしているというエピソードがありますが、これも黒人である自分を白人から守る為に身に付けていたものです。

途中、デイジードメルグがその手紙に唾を吐きかけてマーキス少佐が激怒するシーンがありますが、これも演技だということですね。

そして終盤、マーキス少佐が手紙の本当の事を語りだします。

手紙は白人を信用させるために必要なんだ。お前にそれがわかるか?

この映画で唯一、伏線を回収したのがこのリンカーンの手紙がウソだったということでしょう。

マーキス少佐が南北戦争中にひどい黒人差別を体験したことで、白人の代表格とも言っていい当時の大統領であるリンカーンと親しくすることで、自分には権威がある事の他にも、人種関係なく仲良くしたいという感情を感じました。

で、オチは?

で、オチは?
最後、盗賊2人とマーキス少佐、クリスマニックスの構図になり打ち合いが始まりますが、マーキス少佐の判断でなんとか盗賊を殺します。

そして、最後にドメルグを小屋で首つりの刑を執行して終わり。。。

えっ!?
って感じでした。

なんか大どんでん返しとか期待してたらそのまま終わった。

オチっていうオチもなく、終わってしまいました。

ヘイトフル・エイト感想

ヘイトフル・エイト感想
ネタバレ盛りだくさんで感想を書いてしまいましたが、パッケージに騙されて観ちゃう人たくさんいると思いますよ、これ。

面白かった!って言う人いるのかな?
私が、観る所ずれてたら教えてください。

あまりおすすめしません。
あー、貴重な休みの3時間を返してほしい。。。

そんな作品でした。

密室系が好きな方は別ページでもレビュー記事を書いていますので、興味があればそちらのページも見ていってください。

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