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あらすじ
脚本:チャーリー・ピータース
製作国:アメリカ合衆国
公開:2014年9月5日
上映時間:92分
画家のアレックス(モーガン・フリーマン)と妻ルース(ダイアン・キートン)は、愛犬ドロシーとブルックリンの絶景が望めるアパートメントの最上階に住んで幸せな毎日を送っていた。
ただ、そのアパートメントにエレベーターがないことが住み始めて40年経過した今、上り下りが大変になってきたことやブルックリンが開発されたことで物件が高く売れるということもあって売却の検討をする。
この映画は年齢を機に家の売却と新たな住まいを探す老夫婦が、思い出と共に本当に大切なものに気が付かされるストーリー。
アレックスとルースの最高にクールなやり取り
ブルックリンに引っ越しして間もない頃
ドロシーの手術費が1万ドルかかると言われた時の電話でのやりとり後
成功確率は6(成功)対4(失敗)で微妙。
新居の為にお金を大切にしたい二人が出した結論。
ヌードモデルとして初めてアレックスとルースが出会った時
家を手放さないと決めた後の自宅でのラストシーン
キャンバスから布が外れ、現在のルースの顔が描かれているキャンバスをルースが発見する。
アレックスとルースのブルックリンの自宅が最高
タイトルにもあるようにアレックスとルースの自宅が最高でした。
間取りは3DKかな?
玄関入ってすぐのカウンターキッチン、モルタルの外壁、日当たりのいいダイニング、そしてアレックスの描いた絵。
本当に雰囲気最高で、見ているだけで気持ちが良かった。
また、5階建ての5階で景色が良かったのもありますが、屋上も使えてアレックスは屋上でトマトなんかの家庭菜園をしていました。
回想のシーンでは、ルースの退職祝いをみんなで屋上で行っていました。
ちなみにこの時にアレックスがルースに渡したプレゼントがドロシーでした。
なぜ家を売却しなかったのか?
新居のオファーが通って自宅も売却できそうという時に、アレックスは新居の契約、自宅の売却を急に破棄すると言い出します。
これは、映画冒頭から問題となっていたテロリストの降伏の様子をテレビで見て、自分たちがしていることの愚かさに気が付かされています。
なぜ自宅を売却する必要がある?
何を求めて?
エレベーターがない5階建ての5階に住むのはたしかに70歳を過ぎた老人にはこたえる。
だけど、『今』じゃない!
まだ住めるし、住めるうちはこの最高の場所でまた3人(アレックス、ルース、ドロシー)で住むことが今の最良の選択だというメッセージが込められているように感じました。
新居の契約を破棄すると言ったのは想像できなかったけど、正直ホッとしたことを覚えています。
そうだよね、その選択が一番だよねって。
この映画で本当に大切なものを手放す時のタイミングについて改めて考えさせられました。
まとめ
はぁ~、最高でした!
見終わった後の爽快感が気持ちのいい映画でしたね。
アレックスとルースのオシャレなやり取りも景色の良いアパートも、曲(Have I Told You Lately)も、最高でした!
『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』はほのぼのする映画なので、週末のお昼時に見たいそんな映画でした。
小林聡美さんの『プール』とか『パンとスープとネコ日和』のような、心が落ち着く作品でした。
たぶんまた近いうちに見ます(笑)