【ネタバレ】映画スーパーの女感想(宮本信子、津川雅彦)名言あり

たぶん小学生くらいの時に一度親と一緒に見た事がありましたが、気になって最近借りて見たら大変です!

こんなにも素晴らしい作品だったなんて!!!

笑いありアクションあり感動ありとジャンルが難しいですが、見ていて元気が出るというところからコメディーとさせていただきました。

この作品は、自分で事業を営んでいらっしゃる方には至玉の作品となる事間違いありません!
まさに目から鱗(うろこ)です!

また、現在サラリーマンやOLなどで勤めていらっしゃる方にもモチベーションアップになりますよ^^

とにかく素晴らしい作品でした!

スーパーの女予告

評価

10点(10点満点中)

あらすじ

スーパーの女あらすじ
ダメダメ経営者の五郎(津川雅彦)は正直屋というスーパーの店主ではあるものの、その仕事に熱意が見いだせずやる気なく毎日を送っていました。

そんな時、近所に『安売り大魔王』というチェーン展開している競合スーパーが開店します。

しかし、安売り大魔王はい輸入肉を和牛として倍の価格で店頭に並べ、そこから3割引にして売るようないんちきを平気でやるスーパーでした。

視察のため安売り大魔王を訪れると、そこで小学生の時の幼なじみ井上花子(宮本信子)と再会し、激安大魔王の欠点をズバズバ言う花子に正直屋で働くようにすすめ、花子は五郎の為にチーフリーダーとして正直屋で働く事になります。

やる気のない従業員ばかりの正直屋に花子はズバズバと改善点を指摘し、みるみる正直屋を立て直していきます。

一人の主婦が事業主として生き生きと孤軍奮闘していくサクセスストーリーです。

実はキャストが超豪華

スーパーの女のキャストは超豪華
実はスーパーの女は、主演である津川雅彦と宮本信子以外のキャストも超豪華です。

そして、1996年公開の映画なんで当たり前ですが皆さん若い!!!
主なキャストとしては以下になります。

  • 精肉部チーフ(六平直政)
  • 精肉部助手(柳沢慎吾)
  • 精肉部助手(金萬福)
  • 鮮魚部チーフ(高橋長英)
  • 鮮魚部助手(伊集院光)
  • 青果部チーフ(三宅裕司)
  • 青果部助手(津久井啓太)
  • 惣菜部チーフ(あき竹城)
  • レジ係チーフ(松本明子)
  • 販促部員(小堺一機)
  • 安売り大魔王社長(伊東四朗)

ちょっとエッチ(?)なシーンもあるよ♡

花子と五郎のベットシーン
中盤に花子と五郎のベッドシーンがあります。

ここでは小学生の時の同級生らしい二人の会話がよかった。

特に花子の自分のお腹をつまみながら『鮮度に問題があるから』が可愛かった。

結局、ふと我に返った二人は行為までは至らずでした。

ここらへんのリアルなシーンも伊丹十三監督の醍醐味ですね。

スーパーの女のモデルはサミット

映画「スーパーの女」の撮影風景
画像参照元:すぎなみ学倶楽部

スーパーの女はスーパーのサミットの荒井元社長の改革がモデルになった映画で『小説スーパーマーケット』が原作になります。

サミットは1967年に創業していましましたが当時の時代背景から業績の不振が続いていました。

それを荒井元社長らの改革で、1972年に初めて黒字化しそこから一気に多店舗展開へと舵をきって成功しています。

スーパーの女ではこうしたスーパーを改革した荒井元社長の生のアイディアが散りばめられている作品で、見ていて思わず唸らされるシーンがいくつもありました。

ちなみにスーパーの女の舞台である正直屋の外観のシーンは、中野区のサミット江原町店、店内での撮影は旧堀ノ内店で行われました。

こうした背景もあって、スーパーの女はスーパーマーケットの教育研修用としても使われています。

井上花子の名言5選

スーパーの女名言
競合店に対するアイディア

他のスーパーが安売りセールをやる前に自分の店でセールをかけて、お客さんの冷蔵庫をいっぱいにしてしちゃえばいいんだよ。

お盆セールの時のアイディア

今まで6000アイテムのうち200アイテムがセールの対象だった。
それを全商品1割引きにする。
主婦はこのチャンスを見逃さない。

正直屋が不正を行っている事を職人にもの申した時の発言。

リパック(売れ残った商品を今日の日付にして店頭に出す作業)はみんな嫌がっています。
なぜ嫌がっているかと言うと、ウソをついているからです。

スーパーの大原則を主婦目線から指摘する

まだ買うものが決まっていない主婦は、まず冷蔵庫の補充から行う。
だからスーパーの売り場は野菜から始まっている。

卵の値段を赤字価格でチラシに掲載してしまった時にためらわずに卵の重要性を説いた一言。

卵のないスーパーをどう思いますか?

スーパーの女感想

スーパーの女感想
正直、この作品を見るまではスーパーという仕事を軽んじていました。

というより、スーパーの女の前に公開されていた、日本アカデミー賞も受賞した『マルサの女』の印象が強くてどうせそれのパロディーでしょ?ぐらいにしか思っていませんでした。

今、思うと本当に恥ずかしいです!

スーパーの女鑑賞後にはなんだったら、ちょっとスーパーに転職したいくらいの感情まで芽生えました(冗談抜きのマジな話しです!)。

最後のほうは感動してちょっと泣いたしね。

文句なしの評価10点の作品です!

余談ですが、映画の最後に役と名前が入ったテロップが流れるじゃないですか?

あれで、作品に出演した全ての人の名前がテロップで流していました。

スーパーの女テロップ

そうゆう所にもこの作品がどれだけの愛情を持って作られたのかが垣間見られますよ。

ちなみに『スーパーの女』は当サイトの映画おすすめランキングでもコメディージャンルの2位として紹介しています。

マジオススメです!