前々から気になっていた映画の中にプラダを着た悪魔がありました。
それは女性におすすめ映画は何かと聞くとほとんどの人がおすすめにだと答えていた映画だからです。
そして今日ようやくその機会があって観ましたが、おすすめだという理由が分かりました。
特に女性、仕事に疲れたキャリアウーマンの方に見てもらいたい、そんな作品でした。
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プラダを着た悪魔予告
評価
8点(10点満点中)
あらすじ
ジャーナリスト志望でオシャレに無頓着なダサイ女アンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)は一時的なキャリアの為に、アメリカで人気のある雑誌『Runway』を発行する企業へ面接を受けます。
そこの編集長がミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)でした。
誰もがミランダの元で働きたいという憧れの職業にアンドレアは幸運にも採用されミランダのアシスタント職に就きます。
ミランダからの無理難題になんとか付いていこうと奮闘するアンドレアの姿に『私も頑張ろうと』モチベーションが上がります。
自分を変え成長するアンドレアですが、その変化に友達や彼氏に愛想をつかされてしまいます。
仕事と彼氏、仕事と友達、仕事と自分の大切にするもの、それらを見つめ直させられる映画です。
ミランダのベルトの色へのこだわり
私にはその2本のベルトはまったく同じ色に見えます
まだRunwayのアシスタントになりたての頃にアンドレアがミランダのベルトへの強いこだわりが分からずつい口から出てしまった言葉です。
しかし、アンドレア以外の人間にはその2本のベルトの違いが分かり逆に『こいつ何言ってんの?』的な冷たい視線を浴びることになります。
そしてミランダから逆に言われてしまいます。アンドレアが着ている青色のセーターに対して
ブルーじゃない。ターコイズでもラピスでもないセルリアンよ
と。
思わず、カッコいい~!!!!と、口から出ていました。
ってか、ラピスって初めて聞きました(苦笑)
でもよく考えれば最先端の雑誌からファッションの流行って決まるものだと思うし、その色がその年の流行色となって大量に生産されることになることを考えればミランダを始めとするRunwayのチームが色に躍起になるのはすごく当然なことです。
それを呼吸するように当たり前のこととして敏感に反応するところがミランダの凄いところです!
ちなみにターコイズ、ラピス、セルリアン調べてみたら上記の色の違いがありました(16進表記)。
アンドレアが着ていたセーターはセルリアン(#87CEFA)とのことでした(ミランダの分析による)。
第一アシスタント(エミリー)が良い味出してる
アンドレアの先輩としてミランダの第一アシスタントを務めていたエミリー(エミリー・ブラント)がまた良い味出してます。
最初、ただの嫌味な女キャラでしたがストーリーが進むにつれて仕事に対して一生懸命で目標を持って仕事に取り組んでいる面が見えてアンドレア同様にエミリーも応援したくなります。
ちなみにエミリーの目標とはアンドレアとパリコレに同伴し、オートクチュールを着てパーティに出ることです。
その為に、エミリーは日々自分を戒めてダイエットに励んでいました。
ダイエットに頑張るエミリーがアンドレアに放った一言で私は彼女の虜となりました。
新しいダイエットしてるの。何も食べないのよ。
気を失いそうになったら、チーズをちょっとだけ食べるの。
あと1回お腹を壊せば、目標の体重になるわ
さすがミランダの第一アシスタントを務めているだけのことはあります!エミリーもまたプロ意識を持った女性です。
しかし、結局パリコレ前に不運にも交通事故に遭ってしまい目標を叶えることはできませんでした。
隠れた名シーン?最後のミランダの笑みの意味は?
一番最後、ビルから出てきたミランダとアンドレアが遭遇します。
アンドレアは手を挙げ挨拶しますが、ミランダはそれを無視し車に乗り込んでしまいます。
そして、車に乗り込んだミランダはうっすら微笑みます。
結構、ココって名シーンだと思うんですよね。
この笑みが意味する所って、ミランダの元を挫折して去っていったんじゃなくて、成長して去っていったアンドレアに対しての嬉しい気持ちが現れたものなんじゃないかと感じました。
いつも部下に厳しくして悪魔の自分が悪魔のようになっていることも自分で分かっているからこそ、成長した部下が嬉しかったんじゃないかな。
悪魔のような上司の人間の部分が見られた名シーンですね。
プラダを着た悪魔主題歌
プラダを着た悪魔の主題歌はKT Tunstallの『Suddenly I See』
聞いただけでテンション上がります!
プラダを着た悪魔名言
プラダを着た悪魔の中では様々な名言がありました。
一部ではありますが、ご紹介しますね。
家賃稼ぎの仕事に!
乾杯の音頭
よく考えろ、君は努力していない。泣き言を言っているだけだ
ミランダに評価されずメソメソしているアンドレアにナイジェルが痛烈な一言
プランBは存在しない。
あるのはAだけ。
ミランダの命令は絶対だという事。
今まで雇ったアシスタントの中で君は最も彼女を失望させた。
そして、雇わなかったら大バカ者だとね。
ミランダの元を離れて就職活動をするアンドレアの面接官に送ったFAX。
前任者の穴を埋めるのは大変よ。
覚悟して。
ミランダの元を離れたアンドレアが先輩アシスタントにパリで着た洋服をあげる電話をした後の先輩の一言。
ミランダの元ネタ
メリル・ストリープが厳しい編集長ミランダを演じているわけですが、このミランダの元ネタ(モデル)はヴォーグ誌編集長アナ・ウィンターだと言われています。
アナ・ウィンターが、編集長に就任した際に、首を切った社員、自主退社した社員が30人以上にも及んでいて鬼編集長とも言われています。
もし私を冷たいとか無愛想とか思うなら、それは単に私がベストを尽くすために奮闘しているからです
アナウィンターの名言です。
客観的にみたら素晴らしい女性ですが、直接は関わりたくない、そんな女性はミランダとも重なってますね。
プラダを着た悪魔感想
観ていると明日からも頑張ろうと思えるし、男性の私もオシャレしたくなります(笑)。
また、名言だけでは分からないかと思いますが、冷徹に見えるミランダが時折見せる優しさがカッコいいです!
映像も挿入歌もセリフも全てがカッコイイ作品です。
明日からの仕事嫌だぁ〜というサザエさん症候群のアナタに観てもらいたい作品です(笑)。
ちなみに『プラダを着た悪魔』は当サイトの映画おすすめランキングでもコメディージャンルの1位として紹介しています。
メリルストリープファンなら31年目の夫婦げんかや恋するベーカリーもおすすめです。
レビュー記事は別ページにまとめましので、興味のある方はそちらをご覧ください。