私はタイムスリップ系などのSFモノが好きですが、ジャンパーは瞬間移動です。
タイムスリップモノの場合、原理がどうのとか、なんでタイムスリップが必要なのかなどの前後のストーリーもとても大切になってきますが、今回ご紹介するジャンパーは瞬間移動モノで難しいことは抜きにして移動できるんです!
難しいことが一切ないので見ていて楽しいですよ。
ジャンパー予告
評価
7点(10点満点中)
あらすじ
デヴィット(ヘイデン・クリステンセン)は勉強もできずクラスメイトからもからかわれるような冴えない15歳。
そんなデヴィットがひょんなことから凍った湖の中に落ちてしまいます。
上がろうにも氷の影響で上がれません。
誰もがもうだめだと思った瞬間デヴィットの力(ジャンパー)が目覚め、瞬間移動で命からがら助かります。
それからデヴィットは自分にジャンパーとしての力があることに気づき、その力を磨きます。
そしてデヴィットはその力を悪い方向へ向けてしまいます。
瞬間移動で銀行に出入りし、お金を盗むようになります。
特殊な力にお金を手にしこの世は我が物としていたデヴィットですが、そんなジャンパーを取り締まるパラディンに尻尾を掴まれてしまい、そこからパラディンとのヒリヒリとした命のやり取りが始まります。
殺るか殺られるかのやり取りをどうぞご賞味ください。
もう一人のジャンパー
好き勝手ジャンプ(瞬間移動)してパラディンに証拠を残し回っているデヴィットでしたが、もう一人の能力者グリフィン(ジェイミー・ベル)とのやり取りも面白かった。
グリフィンにジャンプのことやパラディンのことを聞こうとグリフィンを追うデヴィットでしたが、グリフィンはデヴィットに関わりたくないので逃げます。
逃げて逃げて渋谷のスクランブル交差点や銀座駅まで来たのには笑った。
最後、グリフィンの家まで追ってグリフィンが観念するって流れです。
一応、映画で登場するジャンパーはデヴィットとグリフィンだけですが、世界中に何人もいるという設定になっています。
部屋ごと瞬間移動はやりすぎ
誰もが一度は瞬間移動できたらと考えることだと思いますが、そんな夢がこの作品を見たら叶いますよ。
また、瞬間移動するときがかっこいいんだ!!!
スッといなくなる瞬間移動ではなくてバシューン!って時空をあけて飛んだ先の地面とかへこむくらいの衝撃で移動していきます(音で表しても分かりずらいですよね)
最後、パラディンに捕まってしまうデヴィットですが、なんと捕まっている部屋ごと瞬間移動して逃げ切ります!
部屋の瞬間移動は考えた事ありませんでした!
オチは部屋ごとジャンプした先までパラディンが追ってきたけど、間一髪逃れて断崖絶壁にパラディンが一人取り残されます。
その時のシュールさは最高です!
これはSFモノですが、アクション好きな男子必見な作品ですよ!
ジャンパーの続編がないのが残念すぎる
ジャンパーは2008年にアメリカで公開され、当初の予定では3部作だったという噂があります。
事実、公開された年に主演のヘイデン・クリステンセンはカナダのトロント・サン紙に続編が企画があることを明言しています。
ダグ・リーマン監督が、スティーブン・グールドのSF小説を映画化した「ジャンパー」は、テレポート能力を持つ特殊な人間“ジャンパー”のデビッド(クリステンセン)と、ジャンパー抹殺を使命とする組織“パラディン”の宿命の対決を描いたもの。もともと3部作として企画されていたが、批評、全米ボックスオフィス成績(7988万ドル)のどちらも振るわなかったため、続編製作はないと見られていた。
しかし、アメリカ国外では1億4158万ドルと好成績をあげたため、「ジャンパー2」の準備が本格化したという。まだ企画段階だが、もし続編が作られることになれば、クリステンセンは喜んで出演したいと語っている。
映画.com
ただ、この記事を書いている2018年12月時点ではまだ続編は公開されていないところを見ると、企画段階でとん挫してしまった可能性が大きいのでしょう。
映画の終わり方がかなり含みを持たせた、いかにも続編があるような終わり方だっただけに残念すぎます。
続編が中止になってしまった理由は明らかにされていませんが、今作の興行収入が思ったように伸びなかったことが続編が中止になっているとの見方が多いようです。
ちなみに同じく3部作である2002年に公開された『ロードオブザリング』の興行収入は日本国内だけでも90.7億円、世界的に見ると8.71億ドルとジャンパーとは比較にならない規模となっています。
やはり今作が思うようにヒットしなかったのが続編中止の要因になっているのかもしれません。
ジャンパー感想
評価は7点ですが、私は5回は見ています。
難しい要素が入っていないので、人によっては単調な作品ととらえる方もいらっしゃるかと思いますが、私のように単純な男子は必ず見入ってしまう作品です。
ただ、唯一残念だったのはジャンパーという特殊な能力がなぜ生まれたのか、なぜ使えるのかなどもっと突き詰めてジャンプという能力を深堀してほしかった。
なんだかちょっとあっさりしてるんですよね。
続編を考えてのエンディングは仕方がないとしても、ジャンプについてやパラディンについてはもうちょっと知りたかったという残念感はあります。
ちなみに『ジャンパー』は当サイトの映画おすすめランキングでもSFジャンルの3位として紹介しています。
しかし、そんな残念な所を踏まえても、とにかく映像がカッコいいし主演のヘイデン・クリステンセンもカッコいいので明日からまた頑張ろうと思えるモチベーション作品としてもおすすめな作品です。